スプラウト栽培(水耕）

東北の仙台市で、１０月末、外気温最低6℃　外気温最高13℃の状態での栽培です。（暖房無し室内栽培）

年中室内で栽培が出来るスプラウトはかてい室内菜園のモデルの一つになっています。

利点：

　1）スプラウト専用の農薬等で未消毒の種を使うので、生食でも安全です。

　2）種子の栄養だけで育ち、肥料は不要で水遣りのみで、出芽時に自ら栄養素を作り出します。

　3）日の当たらない場所でよいので、暗い所か遮光しておいてもよいです。

　4）１週間～10日くらいで出来るので速い。（寒い時期は倍くらいかかります）

　5）収穫の2日前位に日光に当てれば光合成で緑にしたければなります、そうすると栄養価も高くなります。

　6）根も栄養豊富なので、一緒に食べるので無駄がありません。

　7）坑酸化物質で発ガン予防及び解毒化が促されます。（特にブロッコリー、アルファルファ）

　　ア）第7栄養素のファイトケミカルである、スルフォラファンが多く含まれているそうです。

　　イ）潰瘍の元となるピロリ菌を抑制。

　　ウ）腫瘍の軽減。

　　エ）心疾患の軽減。

　　オ）病気の元である、活性酸素の除去。

　8）ビタミンＣ（抗酸化・免疫力増加）・ビタミンＥ（心臓・脳・老化防止）が成長品の数倍といわれています。

　9）各種のミネラル・食物繊維も豊富です。

10）土を使用しないので虫は湧きません、無農薬栽培が出来ます。

欠点：

1）毎日朝夕2回～3回は水道水を交換しなければならないので面倒だ。

2）梅雨時は特にカビが生えやすい。(発芽中に白い綿のようなモヤモヤが出るのは、茎からも根をだすのでカビではありません）

3）種子の植付け時から常に清潔にしていないと雑菌が入りやすい。

4）水の管理が決め手になるので、わずらわしい。

そこで、この欠点を解決する方法があります！

 1）スプラウト専用の容器を使用します。

　　専用の容器を使用すれば栽培の失敗は少なくなります。

　　500円(小型）と750円（大型）ですし、当分の間使用出来ますので経済的です。

 2）㈱石王（いしおう）で販売している「サンゴスーパーＫ」を容器の底部分に敷いておけば3～4日間水換えの必要は殆どありません。

　　水は汚れてきますが、サンゴの浄化・殺菌作用で悪い雑菌は殆ど発生しません。

　  減水分のみを、水入れ規定線より3～5mmくらい下まで水を追加します、根が張った後は種と水の間に空気を入れないと呼吸出来ず種が腐ってしまいますので、水を入れ過ぎないようにして下さい。（重要です）

スプラウトに向く作物：

ブロッコリー・ルッコラ・カイワレ大根・からし菜・ガーデンクレス・レッドキャベツ・豆苗・ソバ・ひまわり・アルファルファ・紫キャベツ・シャンツアイ

ケール・アマランス・ダアサイ・ブタン草・バジル・オーク・ロメイン・コリアンダー・水菜・ラデッシュ・マスタードグリーン・レッドオーク

レタス・ビート

スプラウトに向かない作物：

ナタネ・モロヘヤー・トマトは種子に毒素を含みますので生食には向きません。

マイクログリーン栽培（水耕）

上記のスプラウト状態から水を交換して、その水の中に㈱石王の「畑の妖精」と「スーパー液状」を極少量入れ撹拌して、底に上記のスプラウト栽培で使用した「スーパーサンゴK」を洗って容器の底に敷き、日の当たる所に置き光合成させ、溶液で成長させたものがマイクログリーンです。

吸い上げられ減水した分を根の下5mm位まで空け空気層を確保して水を追加します、これが大事です。

養分を吸ってぐんぐん成長したのを収穫します。

ベビーリーフ（水耕）

上記のマイクログリーンの状態を更に進めて、完全に成長品にさせたものをベビーリーフ又はベビーグリーント言います。

水の追加の時は種の部分と下の水の間を5mm程度必ず空気層としてあけておかないと、病気や腐敗の発生をまねきます。

栽培管理には「畑の妖精」と「スーパー液状」を使用します。